赤ちゃんとの新幹線移動。特に0歳児との移動は、荷物の多さやベビーカーの置き場所など、想像以上に悩みが尽きませんよね。今回は、サイベックスのトラベルシステム(リベル×クラウドT)を使って、北陸新幹線に乗車した実体験をレビューします。
「サイベックス リベルは畳まずに持ち込める?」「トラベルシステムは解体するとどこに置ける?」そんな疑問にお応えします。
トラベルシステムで生後1ヶ月半の赤ちゃんと新幹線乗車
チャイルドシートとベビーカーをドッキングできる移動スタイルであるトラベルシステムで、生後1ヶ月半の赤ちゃんと、夫婦2人の計3人で初めて新幹線に乗車しました。
今回私たちが使ったのは、サイベックスの以下2アイテム:
- リベル:コンパクトなB型ベビーカー。簡単に畳めてコンパクトに収納可能。
- クラウドT:0歳児対応のチャイルドシート。リベルに取り付けることで新生児期からリベル利用可。

東京都内と北信越エリアで二拠点生活を行い、電車社会・車社会どちらでも生活をしている私たちには、この組み合わせが最適でした。電車ではリベルにクラウドTを取り付けて新生児期から乗れるベビーカーとして利用、車に乗る際は分離してクラウドTのみ利用。
これまで赤ちゃんとの車移動や電車移動は何度か経験してきましたが、新幹線での赤ちゃんとの移動は今回が初めて。 新幹線駅まで移動した後、ベビーカーにチャイルドシートを装着したままスムーズに新幹線に乗れるのか、どこまでストレスなく運べるのか――そのリアルな体験をレポートとしてシェアします。
サイベックス リベルは新幹線にそのまま乗れる?畳まず置けたのか
今回、北陸新幹線はくたかに乗車して東京駅から長野方面に向かいました。
座席は8号車20番A席・B席を予約し、9号車寄りの最前列3列シートのうち窓側2席を利用。隣には既に他のお客様が座っていた事もあり、トラベルシステムを解体して乗車しました。

私たちの席から荷物置場を利用する場合は9号車のスペースの方が利用しやすく、加えて9号車最後列に座っている方が背後スペースを利用されないとのことだったので、後列背後スペースにトラベルシステムをそのまま置こうと試みましたが、リベルのハンドル部分が引っかかり、完全には入りませんでした。
そのため解体しリベルとクラウドTをそれぞれ持ち込む形となり、リベルはコンパクトに畳み、足元に収納しました。

最前列座席だったこともあってか、折り畳んだリベルを壁に寄せて置けるスペースが確保できました。リベルは非常にスリムな設計のため、足元に置いても広々と座席を利用する事ができました。
他の荷物を足元に置きたい場合など足元にリベルを置かない場合は、荷物棚への収納が選択肢になるといった印象でした。
取り外したクラウドTは手持ち?どう置くのが最適解か
リベルは折り畳みが可能であった一方で、クラウドTは折り畳みができず使用時のサイズのまま管理する必要があります。
クラウドTは大きさもあるため、荷物棚の上や通路置きは現実的ではありません。
車両内の荷物置場には物理的に置く事はできたものの、スペースをとってしまい他のお客様の迷惑になりそうだったため最終的には、足元にクラウドTを床置きしていました。
チャイルドシートとしての利用後にクラウドTごと家の中に持ち込む事を考えると、床置きを避けるためのシートなどを用意してその上にクラウドTを置く事がおすすめです。

サイベックス トラベルシステムが新幹線で便利だった点と課題
実際にリベル×クラウドTのトラベルシステムを使って新幹線に乗車してみて感じた「便利だったポイント」と「予想外に困った点」を整理しました。これから赤ちゃんと一緒に新幹線移動を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- ベビーカー(リベル)の折り畳みが簡単で、足元にすっきり収まった
- 最前列座席だったため、壁側にスペースがあり、リベルが干渉しなかった
- ベビーカーとチャイルドシートの分離がスムーズで、シーンごとに柔軟に使い分けできた
- 荷物置場が近くにあり、荷物管理の選択肢が複数あった
- トラベルシステムをそのまま背面荷物置場に入れるのは難しかった(リベルのハンドルが引っかかる)
- クラウドTは折り畳めず、足元に置くしかなかったためスペース確保が必須
- 荷物棚や荷物置場は共用であり、気を使う場面もあった
- クラウドTの床置き対策が必要(衛生面含め)
まとめ
サイベックスのトラベルシステム(リベル×クラウドT)は、新幹線移動でも十分に活用できる実用性の高い組み合わせでした。特に、リベルのコンパクトさとクラウドTのドッキング機能により、車から駅、そして新幹線への乗り換えもスムーズ。とはいえ、快適に使いこなすためには、事前の準備と工夫がポイントです。
まず、座席は最前列または最後列のどちらかを選ぶことで、ベビーカーやチャイルドシートを無理なく配置できるスペースを確保しやすくなります。可能であれば、授乳やおむつ替えがしやすい多目的室の近く(7・8号車)を選ぶとさらに安心です。
荷物はなるべくコンパクトにまとめ、荷物棚に頼らなくても足元に収められるように設計しておくのが理想です。クラウドTは折り畳めないため、足元に置く場合はレジャーシートやバスタオルなどを用意して、床置き時の衛生面にも配慮しましょう。
そして何より、ベビーカーを畳むタイミングや隣席の状況を見極めて、柔軟に対応できる心構えも大切です。これらの準備を整えておけば、新幹線での赤ちゃんとの移動も、ぐっと快適に、そして安心して楽しめるはずです。